TikTokが機械学習で分析したCVを3倍以上に上げる4つのヒント
- 高解像度で撮影する
- 縦型フルスクリーンでインパクトを与える
- アクションを起こすように視聴者を誘導する
- 動画の長さを調整する
縦型フルスクリーンでインパクトを与える
TikTokの特長を活かし、縦型全画面・音声付き動画で訴求できるインフィード広告は、ユーザーの視聴態度が高く、インパクトを持ってブランドを訴求できるメニューです。そのため、幅広い業界から活用していただいていますが、最近ではTVCMやWeb CMなどの横型動画をベースとした出稿が増加しています。
この度公開した「TikTok広告クリエイティブTips 〜縦型動画編〜」では、元の動画によっては編集に制限があることを考慮しながら、理想的なソリューションだけでなく、それ以外のさまざまな編集パターンを提示し、その中からベストな選択肢を選べるような内容となっています。
「TikTok広告クリエイティブTips」公開 〜横型動画を縦型に編集することで、効果を最大化〜
A:縦型広告の編集パターンについて
横型動画を縦型広告に編集する場合、以下の3パターンに大きく分類できました。1. 縦型に切り出し
2. 横型の段積み(2段もしくは3段)
3. 横型(上下に別素材)
※カットに応じて異なるパターンを組み合わせたミックス素材もあります。
上記、縦型動画の3パターンにおける「6秒視聴率」と「エンゲージメント率」の平均値を算出し、その数値と、横型広告をそのままインフィード広告に出稿した「横型(上下のスペースに黒み)」の平均値を比較しました。
■「縦型に切り出し」の効果
その結果、「1. 縦型に切り出し」の手法で編集した広告動画の効果はより高く、横型動画(上下のスペースに黒み)に比べて、6秒視聴率が391%、エンゲージメント率に至っては923%と9倍以上になっています。
そのほかの調査結果も含めてまとめると、最も効果的な横型から縦型への編集パターンは「縦型に切り出し」、次に効果的な編集パターンは「横型(上下に別素材)」、最後に「横型の段積み」となっています。本Tipsでは、それぞれの編集パターンの効果を一望できる内容になっています。
B:その他のテクニックについて
広告動画の編集パターンを決定した後、以下の3つのポイントについて微調整することで、さらにパフォーマンスを高めることが可能になります。1. 「縦型切り出し」動画の中に、テキストを追加
2. 「横型(上下に別素材)」は上にずらして配置
3. 動画を編集し直す場合は、冒頭を人物から始める
なかでも、縦型切り出し動画の動画内にテキストを追加した場合、テキストを追加していない動画に比べて、6秒視聴率が 269%、エンゲージメント率が408%になっており、高い効果が期待できます。
博報堂調査が発表するTikTokユーザーの消費行動の実態要点まとめ
主なポイント:
・TikTokユーザーは若年層が主体で、平均年齢は34歳。この数字は2019年以降、毎年上昇している。
・コンテンツへの支出に積極的で、その金額は主要プラットフォーム内でトップの約8万5862円。全体平均の約4万2538円の2倍を超える。
・主要プラットフォームのなかでもユーザーの平均世帯年収が646万円と高く、Facebook(659万円)に次ぐ。
・ITリテラシーが高く、TikTok以外のプラットフォーム、決済サービスやスマートスピーカー、VRなどへの関心が高い。
・コンテンツ提供サービスのレコメンドやおすすめ機能を信頼しており、その利用率も全体平均(26.1%)の2倍近い数値(46.5%)を示している。(レコメンドを通じて提供される)広告に対してもセレンディピティを感じた状態で受け取りやすい環境になっている。
引用元:日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ
かつては若年層が中心だったTikTokも年々ユーザーの平均年齢が上昇しています。Instagramでも同様の現象が起きていましたが、こういったSNSサービスは成長とともにユーザー数だけでなく年代も次第に広がり多様化していくもの。
そして、広告運用の面で注目のポイントとなるのが平均年収と支出の高さ。
平均世帯年収が646万円と高く、比較的裕福な家庭が多いよう。その点が影響してか他のSNSよりも大きな支出への積極性が見られコンテンツの支出の面で全体平均の2倍という結果に。
音楽やスポーツカテゴリの支出が高いのは納得なところですが、意外なところとしてマンガカテゴリでも大きな支出を出している。こういったカテゴリは今までTwitterが強い分野でありましたが、近年のマンガブームにより一般層にも浸透しだした影響もあるのかもしれません。
トップの姉妹は年収32億円 TikTokerの収益源とは
「最も稼ぐティックトッカー」上位5人の年収は2021年(1月1日~12月31日)、合計およそ5550万ドル(約64億円)となった。フォーブスが2020年に初めて公表したランキングの6位まで(7人)の年収(2019年7月からの12カ月)の総額から、およそ200%増加している。
ティックトッカーたちの収入は、その30~50%が投稿するスポンサーコンテンツから得られたものだと推計される。スポンサー企業は、彼らのアカウントで自社の製品を宣伝してもらうため、彼らに料金を支払う。ユーザーが世界で10億人を超えるなか、アマゾンやルイ・ヴィトン、マクドナルドをはじめ、より多くの企業が、ティックトックを利用するようになっている。
引用元:最も稼ぐTikTokerランキング、トップの姉妹は年収32億円
近年はライブ配信の投げ銭機能の実装によりTikTokからの直接的収益の手段が生まれてはいますが、Youtubeとは異なりTikTok上で投稿した通常の動画からは広告収益などを得ることはできません。
そのためか、上位に君臨するTikToker達のメインとなる収益はスポンサーからの広告収益が多い模様。この点はInstagramなどに近いかもしれませんね。
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